私は中学生の頃にカール・セーガンとマーティン・ガードナーに出会ってしまったので手から金粉が出るとか言ってる政治家、生物多様性の保全を妨害する科学者を見かけると蚊を見かけた時のように反射的に潰さなきゃ!と思うんですが私の実家の面々は正反対。
彼らの言ういい加減な話が楽しくて仕方ない。どう考えても誤認や牽強付会な発言だから事実ではないし聞いても無益でしかない、というと愉快だから事実と違っていても構わないといいます。
「武田先生が言ってたけど男はクズの遺伝子しか持ってないから男の子が多少バカでも仕方ないのよ」
とやたら私の老いた母が言ってくるのです。息子が自閉症である私のことを慰めているつもりなのです。どう聞いても男性差別な発言なのに愉快な表現だから構わないそうです。
もうね、私の両親や私の兄夫妻はこれから死んでいくだけだから良いんですよ。
姪っ子や甥っ子に
- 愉快なら事実でなくても構わない
- 愉快な気持ちになるためなら事実ではない事を根拠として誰かを下に見ても構わない
という行為をインストールさせてはならないと思っているのですがどうやってその思いを伝えたらいいのかが分からない。
どうすれバインダー!!
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