決めかねる

ダイソーで買ったパンダ柄のノートに書いておくようなことを書きます。すごくタイポが多いです。

ちいさなプリンセスソフィア

息子が生まれた頃にディズニージュニアに加入しました。先に子育てをしていた従姉のすすめです。

睡眠障害気味の息子が明け方や夜中に起きた時にいちいちHDDの中に撮りためたアンパンマンを再生、なんて事はやってられなかったので従姉には本当に感謝しています。

「ちいさなプリンセスソフィア」は息子が生まれた頃にディズニージュニアで始まった番組でお城の執事の声を当てているのがティム・ガンという事を知ってなんとなく見始めたんですが設定の尖り方に感心しました。

  • 王様は前妻と死別
  • 城の出入り業者だったソフィアのママ(シングルワーキングマザー)が見初められて王様の後妻になる
  • ソフィアは別にロイヤルな生まれではない
  • ソフィアのクラスメイトにサングラスを掛けて白杖を持った目の見えないプリンセスが出てくる
  • 様々なディズニー作品を繋げている為、今後何かクロスオーバーをやりたい時はこの作品の設定が使える

ソフィアは新参者なので王宮や王族専門の学校で馬鹿にされたり浮いている人たちが馬鹿にされていることや浮いていることを知らない。だから彼らに対してひたすら敬意を持って礼儀正しく優しく接する。彼女の敬意と礼儀正しさと優しさが怯えたり拗ねていた彼らを救い彼らの行いが正され周囲からの敬意を得る。

プリンセスは生まれという自分の意思や努力ではどうしようもない要素で決まるのではなく振る舞いや行いの積み重ねによってプリンセスとなるのだ、だから連れ子であるとかそんな事はどうでもいいのだ、という離婚家庭の多い昨今の子供たちを勇気付ける作品です。

実際、最終回で日和った他の家族を鼓舞し最初から最後まで一貫して最も王族らしい振る舞いをしたのはソフィアでした。

英語版のタイトルは"Sofia the first"逐語訳すればソフィア一世です。ソフィアの生き様を知る子孫はきっとソフィアにあやかって女の子にソフィアと名前をつけるでしょう。

最終回では気になっていた謎を全部明かしてくれたしシリーズ通してすごい良い話だったなあ。ポリコレ棒で殴られたら漫画やアニメの面白さが死ぬみたいな話をよく聞きますがこれはどちらもやりきった。

こういう子供向けの作品がもっと増えます様に。それがこの作品みたいにミュージカルだと息子も楽しめてなおよろしいです。(あらすじは理解しないんですが歌を聴くのが大好きなので歌のシーンだけ見に来る感じでした)