最重度や重度のお子さんに適用出来るかは分かりません。シールやオヤツなどのトークンが全く効果のないお子さん向けのやり方です。息子の場合は年少の2学期終わり頃に完全に外れました。
療育先の臨床心理士から問題行動は空間や時間で仕切って、やってもいい空間を狭めていくように指導されていました。この場合は問題行動を便座以外での排泄と設定します。
- オマルをその辺に転がしておいて馴染みの存在にする(犬猫のペットキャリー慣らしみたいな感じで)
- 遊びで洋服を着たままオマルにまたがった時に褒める
- オムツやパンツを脱いだ状態でオマルにまたがっただけで褒める
- 股間にぬるま湯をかけて伝う感じを体感させてみる(結構影響されて出る事が多い)
- 1日のうち親に気力のある数時間だけに限定して1時間に1回くらいのペースでオマルにまたがらせて股間にぬるま湯をかける(子供がオムツやパンツを脱ぐのを手伝う)
- 5とおなじだが子供に自力でオムツやパンツを脱がせる
- 尿意や便意に気づいてオマルで排泄できるまで待つ。オマルの場所を気がつかれないようにジワジワとトイレに近づける。トイレの扉前を目標とする
- トイレの中にオマルを置いてトイレという空間の中で排泄できるようになるまで待つ
- 補助便座や踏み台をトイレに設置して2から6を補助便座や踏み台で繰り返す。オマルとの並行もする
- 補助便座を子供でもセットできる簡単なものに差し替えて2から6を繰り返す。
大だけオムツでしたがる場合は
- トイレの扉前でオムツに出す
- トイレの中でオムツに出す
- 便座に座ってオムツに出す
- 日頃からお尻を出して便座に座る練習だけはする
などのアレンジを加えれば良いような気がします。
息子個人の事情として
- 3歳になった直後の3歳児検診で検尿を提出したら息子の尿だけ水の様に透明でした。膀胱に尿を貯める力がほとんどないので黄色い尿が出せるようになってからがオムツ外し本番がスタートと医者から言われた(それまでやった事はイメージトレーニングに過ぎない)
- しばらくの間、股間にぬるま湯をかけてもらわないと出せなかった
- 立ち便器で排泄できる様になったのは幼稚園の男子トイレを使う様になってから
- トイレの便座で大が出せたのは幼稚園が初めてだった
2歳ごろから開始して手間も時間もかかりましたが膀胱の機能の成長を待ちなさいと医者から言われてからはとても気楽にトレーニングができました。
誰かのお役に立てたら嬉しいな。